シャンプーは毎日、髪に使う物です。カラーをしている、パーマをしている、年齢によっても髪に与える影響は大きいものです。自分に合ったシャンプーを吟味しましょう。
シャンプー剤にはいろいろ種類がありますが、基本的にはシャンプー剤のペーハー(P・H)、界面活性剤(以下、活性剤)、コンディショニング成分などの違いで分類されています。

■シャンプーの主剤となる活性剤の種類
活性剤の分類 活性剤の特徴 カラー毛に
対する影響
アニオン活性剤
高級アルコール系 洗浄力が高いが皮膚に刺激が強く毛髪へのダメージが大。安価な活性剤
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α-オレフィン系 アルコール系よりやや皮膚へのダメージが少ない
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アミノ酸系
グルタミン酸系 皮膚、毛髪にはやさしい活性剤。洗浄力は強くなく低刺激の高価な活性剤。
アラニン系
グリシン系
皮膚、毛髪には低刺激の活性剤。グルタミン酸よりも洗浄力や泡立ちが良い。
タウリン系 含硫アミノ酸といわれる、タウリンから作られる活性剤。皮膚、毛髪にやさしい。
タンパク質由来系 皮膚、毛髪のタンパク質と類似しており毛髪補修効果のある、高価な活性剤
スルホコハク酸系 高級アルコール系を原料としているが比べると低刺激で泡立ちが良い
石けん系
アルカリ系 いわゆる石鹸。水の中のカルシウムイオンと結合しスカム(石灰のような物)作り、髪に吸着し毛髪が硬くなる。
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酸性系 アルカリ石鹸を改良した物、合成の油を原料とし、高級アルコール系に類似している。
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アミドエーテル硫酸系 高級アルコール系とほぼ同等の泡立ちながら低刺激
両性活性剤
ベタイン系 一般にベビーシャンプーに使用されている。洗浄力が低い。
アミノ酸系 両性とアミノ酸の両方の良い点をもち、低刺激

安価な活性剤を使えば、販売価格が安くなりますが皮膚、毛髪への影響は大きいかもしれません。2002年10月1日より完全に全成分の表示義務が施行されます。次回のトピックスでは活性剤の表示名称をお知らせします。それを参考に自分に合ったシャンプーを一度お考えください。また、県下組合員各店では、皆様に自信を持ってお薦めできるシャンプーを販売しておりますので、お気軽にお尋ねください。
次回予告:「コンディショナー?リンス?トリートメント?の違いは?その効果は?・・・」を掲載する予定です。お楽しみに!


2002(c)Beauty Association Okayama
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